奥歯のセラミック
MOLAR CERAMIC
奥歯のセラミック
意外と目立つ奥歯の銀歯
特に下顎の奥歯が目立ちます
「奥歯なら銀歯でも目立たない」とお考えになる方が多いですが、意外とそうではありません。奥歯でも笑った時や、大きくお口を開けた時に、銀歯の金属色は目立ってしまうものなのです。特に下顎の奥歯は目立ってしまいます。
上顎でも前歯から数えて4番(第一小臼歯)・5番(第二小臼歯)までは笑った時に銀歯が見えるので、そこまでセラミックを入れられる方が多いです。
海外では口腔内環境が良くないと信用されない
「人の第一印象は口で決まる」と言われており、欧米ではお口の状態良くない人は信用できないと考えられてしまいます。
今の日本はそこまでではないにせよ、少しずつ欧米のそうした考え方が浸透しつつありますし、江坂でお仕事をされている方で、海外出張が多い方などは特にご注意下さい。
保険の治療だと銀歯になります
見た目や健康に悪影響が及びます
保険診療で奥歯を治療するとなると、銀歯を入れることになります。レジン(歯科用プラスチック)だと割れてしまうからです。CAD/CAM冠も取り扱っておりますが、強度的な問題からあまりお勧めできません。
奥歯に銀歯を入れた場合、次のような影響が考えられます。
奥歯でも銀歯は目立つ
最初にもお伝えした通り、奥歯であっても銀歯は目立ちます。白い歯の中に銀歯があると、それだけで口元の印象を悪くする恐れがあります。
汚れが付きやすい
セラミックと比べて、銀歯はプラーク(バイオフィルム)などの汚れが付きやすいです。プラークには虫歯菌・歯周病菌が棲んでいるので、虫歯・歯周病のリスクが高まります。
劣化しやすい
唾液は金属の劣化を早めるため、治療直後は歯にぴったりフィットしていても、だんだん隙間ができて二次カリエス(虫歯の再発)の原因となります。
金属アレルギーの原因に
唾液により金属が溶けて、イオン化したものが体内に蓄積されると、金属アレルギーを引き起こす恐れがあります。
また金属のイオン化により歯茎が黒ずむこともあります。
奥歯にお勧めのセラミック
ジルコニア
人工ダイヤモンドに使われるほどの耐久性があり、奥歯の強い噛む力に耐えられるセラミックの一種です。
従来のセラミックは金属と比べて脆く、噛む力の強い奥歯への治療や、歯ぎしりがある患者さんへはお勧めできませんでした。ジルコニアなら金属に劣らない強度があるので、奥歯にも安心して入れられます。
メリット | デメリット |
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・強度、耐久性に優れている ・天然歯のような白さで審美性が高い ・経年劣化しにくく、虫歯の再発が抑えられる ・金属不使用なので身体にやさしい |
・硬い材料なので、噛み合う歯を傷つける恐れがある |