歯石取り・クリーニング・口臭予防
歯石取り・クリーニング・
口臭予防
歯石取り
歯石を取らなければいけない理由
歯周病の原因はプラーク(バイオフィルム)内に棲む歯周病菌で、プラークが唾液内のカルシウムやリン酸などと反応して石灰化したものが歯石です。
歯石が病気を引き起こすことはありませんが、表面がでこぼこしているのでプラークが付着しやすく、さらに大きな歯石となって歯茎の炎症を招きます。
つまり、歯周病を改善・予防するために歯石を取らなければいけないのです。
歯石は歯磨きでは落とせない
磨き残しがプラークになるまで24時間程度、プラークが歯石になるまで2日から2週間程度と言われています。
歯石はプラークと違って、ご自宅での歯磨きでは落とすことができません。
歯石を取ってお口を清潔にし、歯周病を予防するためには、定期的に歯科医院へ通って歯石取りを受けることが大事です。
歯石には2種類あります
歯石は付着する部位によって、“歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)”と“歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)”の2種類に分けられます。
歯肉縁上歯石
歯茎よりも上の部位、歯と歯茎の際などに付いた白色・黄色の歯石です。歯石取りの際、歯肉縁上歯石については機械を使って除去します。
歯肉縁下歯石
歯茎よりも下の部位、歯周ポケット内部に付いた歯石です。歯石が形成される過程で血液が取り込まれるため、茶色または黒色をしています。
歯肉縁下歯石については、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)と言って歯科衛生士の手技により歯石除去を行います。
初期治療が歯周病改善の鍵
歯肉縁下歯石など外から見えない歯石は、どんな優れた歯科医師・歯科衛生士が処置しても取り残しがあると言われています。
歯周病にかかった方の8割が、初期治療であるSRPで改善させられると言われていて、歯周病治療においてとても重要なものとなります。
おおた歯科は初期治療を充実させることを大事にしており、精密な処置が求められる歯肉縁下歯石については、機械ではなく歯科衛生士が手を使ってきめ細かく取り除いていきます。
クリーニング(PMTC)
歯石取りで清潔になった口をキープ
歯石取りを行って清潔になったお口を維持するために行うのが、クリーニング(PMTC)です。
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは歯科医院で受けられる専用器具を使ったクリーニングのことで、歯の表面をツルツルにすることで汚れの再付着を防ぎます。
またお口の中を隅々まできれいにするので、爽快感が得られます。
おおた歯科では、治療後、必ずPMTCを行って口腔内を良好な状態にしています。
口臭予防
主な原因は虫歯・歯周病・歯石
歯石取りは口臭予防にも繋がります。口臭の原因はほとんどが虫歯や歯周病、そして歯石の付着です。
ご家族やまわりの方から「口臭がする」と指摘された方は、一度歯石除去を受けられてみてはいかがでしょうか?
実際に歯石取りを受けられて、「口臭が改善された」とご家族から喜ばれた方もおられます。
口臭の種類・原因
生理的口臭
朝起きた時や空腹の時、緊張している時など、誰でも起こる口臭です。通常、時間の経過と共に解消されるので、あまり気にする必要はありません。
病的口臭
虫歯や歯周病、ドライマウスなどの口腔内の異常、また胃腸の病気などが原因で起こる口臭です。歯科医院ではお口の病気が原因で口臭が発生している場合、原因疾患を治療することで口臭を改善させます。
「口が臭う?」と心配な方へ
「口臭がしていないか?」と気になるようでしたら、朝起きた時、ビニール袋に息を吹き込んで、その匂いを嗅いでみて下さい。
もし臭うようでしたら、口臭が発生している可能性があります。
口臭の原因が何なのかはっきりさせるためにも、お気軽におおた歯科へご相談下さい。