歯ぎしり・食いしばり
BRUXISM/CLENCHING
歯ぎしり・食いしばり
ストレスからくる歯ぎしり・食いしばり
精神的ストレスの発散のための行動
おおた歯科は江坂というビジネス街に位置することもあり、毎日お仕事で忙しくされている方から歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)のことでご相談頂くことが多いです。ご本人は気づいていなくても、寝ている時に歯ぎしりをしていてご家族からそのことを指摘されたり、いつの間にか歯が欠けていて「おかしい」と思ってご連絡頂いたりしています。
歯ぎしり・食いしばりの原因は様々ですが、一説によれば精神的ストレスを発散するための行動とも言われています。江坂で働かれている方からご相談頂くケースが多いのも納得です。
その他の歯ぎしり・食いしばりの原因
ストレス以外にも、次のようなことが原因で歯ぎしり・食いしばりは起こります。
噛み合わせ
噛み合わせに問題があり、歯ぎしり・食いしばりが起こることがあります。
食いしばりが習慣になっている
スポーツ選手などは練習・試合でよく食いしばるため、それが習慣になっている場合があります。
永久歯への生え変わり
子供特有の原因で、永久歯に生え変わる際、お口の中が不快で歯ぎしり・食いしばりするケースがあります。
歯に大きな負担がかかります
精神的ストレスの発散のための行動だからといって、歯ぎしり・食いしばりをそのままにしていて良いわけではありません。普段、食事などで噛んだ時に歯にかかる力はそれほどではありませんが、歯ぎしり・食いしばりでは非常に大きな力が加わり、歯に負担がかかります。
歯の表面(エナメル質)が削れてしみ・知覚過敏を引き起こしたり、エナメル質の下にある象牙質に亀裂(マイクロクラック)が入ると、細菌が入り込んで虫歯の原因となる場合があります。さらに食いしばりにより歯周組織が破壊されて、歯茎の腫れ・出血、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収など歯周病特有の症状が現れることもあります。
歯ぎしり・くいしばりの悪影響
歯が欠ける・補綴物が取れる
毎日、非常に強い力が歯に加わることで、歯が欠けたり、詰め物・被せ物(補綴物)が取れたりする場合があります。
虫歯
歯にマイクロクラックという小さな亀裂が入り、細菌が侵入することで虫歯を引き起こすことがあります。
歯周病
食いしばりにより歯周組織が破壊されて、歯周病の悪化を招く恐れがあります。
顎関節症
歯ぎしり・食いしばりは歯だけでなく、顎関節にも悪影響を及ぼします。
顎関節に過度な負荷が加わることで、顎関節症の原因となります。
しみ・知覚過敏
歯ぎしりによってエナメル質が削られ、象牙質が露出することでしみ・知覚過敏が起こります。
象牙質には象牙細管という神経に繋がる管があるため、そこが刺激されるとしみを感じます。
こんな場合は一度ご相談下さい
- 歯が欠けている
- 詰め物・被せ物が取れてしまった
- 「歯ぎしりがすごい」と家族から言われた
- パソコン作業中などに、気づいたら歯を食いしばっている
- 朝起きた時、顎にだるさ・痛みがある
- 口が大きく開かない
- 歯の根っこ部分がV字型にえぐれている
- 原因不明の頭痛や肩こりで悩んでいる、など
このようなことでお悩みでしたら、お気軽におおた歯科へご相談下さい。
吹田市の江坂にあり、江坂駅から徒歩2分と通院に便利な場所にあります。
歯ぎしり・食いしばりの治療
就寝中に装着する“ナイトガード”
歯ぎしり・食いしばりが強い方へ、改善・予防のために“ナイトガード(マウスピース)”をお作りしています。これを装着して眠って頂くことで、歯ぎしり・食いしばりの力を弱めたり、歯や顎関節への負担を減らします。
ナイドガードの効果
- 歯ぎしり・食いしばりの力を抑える
- 歯が削れるのを防ぐ
- 詰め物・被せ物の脱落を防止する
- 顎関節への負担を少なくして、顎関節症を防ぐ
- 保険適用(4,000~5,000円程度)
患者さんによって異なりますが、一般的に2週間程度続けることで効果が現れてきます。
どのくらいでマウスピースに慣れる?
実際、ナイトガードを装着してぐっすり眠れるものなのか、どのくらいで慣れるものなのか、皆さん気になるかと思います。
よく患者さんにお伝えするのは、「1週間、頑張って下さい」ということです。
1週間が分岐点となり、皆さん、だいたいこのくらいのタイミングでマウスピースを付けて寝ることに慣れ始めます。
また、そうして頑張って装着し続けて頂いた方というのは、症状改善という結果が出ています。
「まずは1週間続ける」という目標を立ててトライして頂ければと思います。