【院長ブログ】歯ぎしりが虫歯を招く!?リスクと効果的な対策

吹田市・江坂にあるおおた歯科は、皆さんのお口の“かかりつけ医”として、虫歯・歯周病の治療から病気予防、インプラントやセラミック治療といった専門的な治療まで、幅広く対応しています。
皆さんのお口の健康維持に役立つようにと、こちらのブログでは歯科治療に関わる様々な情報を発信して参ります。
今回は「歯ぎしりと虫歯の関係」についてご説明します。

■歯ぎしりとは?

まず、歯ぎしりとは何でしょうか?
歯ぎしりとは、無意識に歯を強く食いしばる、または上下の歯をこすり合わせる行為です。多くの場合、夜間に寝ている間に起こりますが、日中にも発生することがあります。歯ぎしりは、歯や歯周組織への負担を増大させることで、様々な問題を引き起こす可能性があります。

歯ぎしりの原因は、様々です。ストレスや緊張が大きな要因の1つであり、精神的な不安やプレッシャーが歯ぎしりの誘発に繋がることがあります。また、顎の関節や筋肉のバランスの悪さ、歯並びの問題、睡眠時の無意識の動作、特定の疾患や薬剤の影響なども原因となることがあります。

■歯ぎしりと虫歯の関係

次に、歯ぎしりと虫歯の関係について解説していきます。
歯ぎしりによって、歯のエナメル質の下にある象牙質に亀裂(マイクロクラック)が入ることがあります。これは、歯の表面に小さなダメージが繰り返し加わることで、歯の内部構造が徐々に弱くなる現象です。この亀裂が広がると、細菌が侵入しやすくなり、虫歯の原因となる場合があります。

■効果的な対策は?

歯ぎしりと虫歯の関係を理解したうえで、最後に対策を考えてみましょう。
まず、歯ぎしりの原因になるストレスや緊張を緩和するためのリラクセーション法やストレスマネジメントを学ぶことがおすすめです。また、睡眠環境を整えることで、無意識の動作を抑制し、歯ぎしりの発生を防げる場合があります。

こうしたご自身による取り組みだけでなく、歯科医院では、歯ぎしりを抑制するためのマウスピース(ナイトガード)が提供されます。これは、歯ぎしりを行う際に歯がこすれ合うことを防ぎ、歯の摩耗を軽減する役割を果たします。
当院でもこのナイトガードを作製・提供していますので、ご家族などのまわりの方から「寝ている時、歯ぎしりをしている」と指摘されたことがある方は、お気軽にご相談ください。

■歯科医院で定期検診を受けましょう

さらに、定期的な歯科検診を受けることで、歯ぎしりによるダメージや虫歯の進行を早期に発見することができます。歯ぎしりによる影響を評価し、適切な治療・対策方法をご提案いたしますので、是非、定期的に当院へお越しください。

ストレス緩和やナイトガードの使用、定期的な歯科検診など、歯ぎしりと虫歯の予防策を実践し、健康な歯を維持しましょう。これにより、歯の寿命を延ばし、全身の健康にも良い影響を与えることができるようになります。

医療法人おおた歯科

より良いお口づくりを目指すならおおた歯科へ。お一人おひとりのこだわりにお応えする治療をご提供します。