【院長ブログ】補綴治療を専門的に学んだ院長が解説!歯科治療における材料の違いと長期的な影響

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吹田市・江坂にあるおおた歯科は、皆さんのお口の“かかりつけ医”として、虫歯・歯周病の治療から病気予防、インプラントやセラミック治療といった専門的な治療まで、幅広く対応しています。
皆さんのお口の健康維持に役立つようにと、こちらのブログでは歯科治療に関わる様々な情報を発信して参ります。
今回は「補綴治療における材料の違いとその影響」についてご説明します。

■補綴治療とは?

補綴治療とは、虫歯などで失われた歯の一部や全部を、人工的な材料で補う治療のことです。詰め物、被せ物、入れ歯、ブリッジなどが補綴治療に含まれます。

私は大阪大学歯学部卒業後、大学院の第二補綴科で補綴治療について専門的に学びました。補綴治療では、機能性(しっかり噛める)、審美性(見た目の美しさ)、耐久性(長持ちする)の3つの要素が重要になります。これらをバランス良く満たすために、材料選択と精密な技術が必要となります。補綴治療の質は、患者さんの将来的な口腔健康に大きく影響するため、慎重な治療計画が求められます。

■保険治療と自費治療の材料の違い

保険治療では、国が定めた材料と方法での治療となります。銀歯(金銀パラジウム合金)やレジン(歯科用プラスチック)が主に使用され、費用負担は軽減されますが、使用できる材料や治療法に制限があります。

一方、自費治療では、セラミックやジルコニアといった材料を使用できます。これらの材料は、天然歯に近い色調や透明感を再現でき、金属アレルギーの心配もありません。また、精度の高い技術や設備を使用した治療が可能になります。ただし、費用は全額自己負担となります。どちらの治療法にもそれぞれメリット・デメリットがあるため、患者さんのご希望や状況に応じて選択して頂いてています。

■材料の違いが与える長期的な影響

使用する材料の違いは、長期的な口腔健康に影響を与える可能性があります。例えば、セラミックは表面が滑らかで汚れが付きにくく、変色や劣化が起こりにくい特徴があります。

また、精密な適合により、歯と補綴物の境界部分の段差が少なくなり、細菌の侵入リスクを軽減できる場合があります。一方、保険材料でも適切にメンテナンスを行えば、長期間使用することは可能です。重要なのは、材料に関わらず定期的な検診とメンテナンスを継続することです。どの材料を選択した場合でも、日頃のケアと歯科医院での定期的なチェックが、長期的な成功の鍵となります。

■当院での補綴治療への取り組み

当院では、患者さんお一人おひとりのご要望や状況に応じて、保険治療・自費治療の両方に対応しています。治療前には、それぞれの治療のメリット・デメリット、費用、期間などを詳しくご説明致します。

補綴治療の専門知識を活かし、機能性と審美性を兼ね備えた治療を心がけています。また、治療後のメンテナンスにも力を入れており、補綴物を長期間良好な状態で維持して頂けるようサポートしています。江坂という立地柄、お忙しい方も多いため、患者さんのライフスタイルに合わせた治療計画をご提案致します。まずは現在のお口の状態を詳しく拝見し、最適な治療法についてご相談させて頂ければと思います。

医療法人おおた歯科

より良いお口づくりを目指すならおおた歯科へ。お一人おひとりのこだわりにお応えする治療をご提供します。