【院長ブログ】ストレスと口腔乾燥症(ドライマウス):知っておくべき関係と予防策
吹田市・江坂にあるおおた歯科は、皆さんのお口の“かかりつけ医”として、虫歯・歯周病の治療から病気予防、インプラントやセラミック治療といった専門的な治療まで、幅広く対応しています。
皆さんのお口の健康維持に役立つようにと、こちらのブログでは歯科治療に関わる様々な情報を発信して参ります。
今回は「ストレスと口腔乾燥症(ドライマウス)の関係」についてご説明します。
■口腔乾燥症とは?
ストレスは生活のあらゆる側面に影響を及ぼし、口腔の健康にも例外ではありません。特に、口腔乾燥症(ドライマウス)はストレスが大きな引き金となることがあります。
口腔乾燥症(ドライマウス)とは、唾液の分泌量が減少することにより口の中が乾燥する状態を指します。これが長期化すると、口内環境が悪化し、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
■ストレスが口腔乾燥症を引き起こすメカニズム
では、なぜストレスが口腔乾燥症(ドライマウス)を引き起こすのでしょうか?ストレスは自律神経のバランスを崩し、それが唾液腺の機能に影響を及ぼします。これにより、唾液の分泌が減少し、口腔乾燥症(ドライマウス)を引き起こすことがあります。
しかし、口腔乾燥症(ドライマウス)の原因はストレスだけではありません。他にも、以下のような要因が口腔乾燥症(ドライマウス)を誘発する可能性があります。
・薬物の副作用:一部の抗ヒスタミン薬や抗うつ薬などは、唾液の分泌を減らすことがあります
・加齢:年齢とともに唾液腺の機能が衰え、口腔乾燥症(ドライマウス)のリスクが上がることがあります
・病気:ショーグレン症候群や糖尿病などの一部の病気は口腔乾燥症(ドライマウス)を引き起こす可能性があります
・水分不足:適切な水分補給を怠ると、口が乾燥しやすくなります
これらの要素が重なると、口腔乾燥症(ドライマウス)のリスクはさらに高まります。
■口腔乾燥症の対策・予防
口腔乾燥症(ドライマウス)に対する有効な対策は、まずストレスの緩和です。リラクセーション法を学ぶ、適度な運動をする、十分な睡眠をとるなど、日々の生活習慣を見直すことが重要です。
一方、口腔ケアとしては、口の中を湿らせるために水分補給を心がける、唾液の分泌を促す、適切な口腔清掃を行うなどがあります。また、口腔乾燥症(ドライマウス)に対する専用の製品も市販されています。
それでも口の乾燥が続く場合、また口腔内に異常を感じた場合は、一度当院へご相談ください。定期的な歯科検診も口腔乾燥症(ドライマウス)の早期発見に役立ちます。
ストレスの緩和、適切な口腔ケア、定期的な歯科検診により、口腔乾燥症(ドライマウス)を予防し、健康な口内環境を維持しましょう。江坂駅から徒歩すぐのおおた歯科が、皆様の健康をサポートしますので、お気軽にご相談ください。